最適なスタンディングデスク導入を支援するIoTデバイス-aiko-を開発しました!
当社が開発した企業向けスタンディングデスク導入用の分析ツールであるIoTデバイス(通称:-aiko-)を利用することにより、スタンディングデスクに最適な業務時間および休憩時間を決定することを可能としました。
そもそも、スタンディングデスクとは?
簡単に説明をしますと、上の写真のように座って仕事をするのではなく「立って仕事をする」ことです。
スタンディングデスクを導入することにより、健康促進や業務効率の向上の効果が得られるため、導入をしている企業が多くなってきています。
実際、オフィスワークで座りすぎることは健康面においてリスクが高まるという結果も多く報告されています。1時間の座位によって約20分平均寿命が短くなると言われています。
インドと比較すると日本の座位時間は2.3倍であり、いかに多くの方が座りすぎているのかお分かりになるかと思います。
<実際にスタンディングデスクを導入してみてわかった4つのこと>
当社では、スタンディングデスクを導入して半年が経過しました。
メンバーが感じている効果は下記の4つです。
①効率性があがる
→ 立っているので、移動するスピードが上がりました
②健康になる
→代謝が良くなった気がする、ダイエット効果があるかも?
③気分転換になる
→アイディアに詰まってもすぐに体を動かせるのでリフレッシュできます
④眠気防止になる
→眠気防止の効果を感じているメンバーが非常に多かったです
導入して間もなくは、長時間立っていると疲れてしまうという意見がありましたが、
今となってはほとんどありません!
しかし、正しい方法で導入をしなければただただキツイと感じるだけです。
そんな時に使えるのがIoTデバイス-aiko-なのです!
<IoTデバイス-aiko-の使い方>
まずは、スタンディングデスク(立ったまま作業をする)を実践し、疲労がたまった際にイスに座ることを繰り返します。
実際のスタンディングデスク用のイスはバーカウンターで利用しそうな、上の写真のものを使用しています。
IoTデバイスの-aiko-は少し見にくいところに設置しております。拡大するとこんな感じです。
モバイルバッテリーを利用して給電しています。
イスの座面には開発したIoTデバイスを設置する。IoTデバイスは、圧力センサー、Wifiモジュール、社内LAN、インターネット、PCなどの端末で構成されています。(図1:システム系統図参照)
(↑図1:システム系統図)
対象者がイスに座ると、圧力センサーで感知し、座った時刻と立ち上がった時刻のデータを無線で送信し、Googleスプレッドシートの表にまとめます。
<分析の結果>
当社では2つのグループに分けてスタンディングデスクの導入を実施しました。
第1グループでは、デスクの高さを低くしてしまったため、メンバーの座り作業の時間が長かったです。
そのため、スタンディングデスク導入による作業の効率化を判断することが出来ませんでした。
第2グループでは第1グループよりもデスクの高さを上げて分析を行いました。
その結果、第2グループの方が第1グループと比較して座り作業の時間が約50%少ないという結果が得られました。
そこで、第1グループのデスクの高さを第2グループと同等の高さにすると、以前と比較して座り作業の時間が40%減少するという結果を得ることが出来ました。
社内のデスクの高さを統一し、疲労で座った際の平均的な時刻と時間を算出しました。第一グループメンバーの実際のGoogleスプレッドシートは図2のようになっています。
(図2:第一グループメンバーの1日の様子)
その結果、スタンディングデスクを導入した際の最適な業務時間及び休憩時間を定め、効率的な業務を実行することに成功しました。
最終的には、スタンディングデスクにすることによって、作業の導線がスムーズになるため、作業効率が上がったという意見が大多数になりました。
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